チェンソーオイルって?
2023-03-24
こんにちは。
皆さんはチェンソーオイルと聞くと、どんなオイルを思い浮かべますか?
多くの方は、大きな木を伐採するときのあのチェンソーに使用するオイルを思い浮かべるのではないでしょうか。
皆さんはチェンソーオイルと聞くと、どんなオイルを思い浮かべますか?
多くの方は、大きな木を伐採するときのあのチェンソーに使用するオイルを思い浮かべるのではないでしょうか。
実際のチェンソーオイルと呼ばれているオイルには「チェーンオイル」と「エンジンオイル」の2種類があります。
2つにどんな違いがあるのか、解説していきます。
2つにどんな違いがあるのか、解説していきます。
チェーン(チェンソー)オイル
ひとつめに紹介するのは、「チェーンオイル」です。「チェンソーオイル」と呼ばれることもあります。
チェンソーは、チェーン刃(ソーチェン)が高速回転する事でモノが切断できる仕組みになっています。
もちろん、回転が大きければ大きいほど、強い摩擦が発生します。チェーンオイルは、この摩擦を低減させる役割を持った潤滑油です。
チェーンオイルが無ければ、回転の摩擦で熱が発生し、チェーン刃やガイドバーはあっという間に焼きつき、摩耗してしまいます。
チェンソーは、チェーン刃(ソーチェン)が高速回転する事でモノが切断できる仕組みになっています。
もちろん、回転が大きければ大きいほど、強い摩擦が発生します。チェーンオイルは、この摩擦を低減させる役割を持った潤滑油です。
チェーンオイルが無ければ、回転の摩擦で熱が発生し、チェーン刃やガイドバーはあっという間に焼きつき、摩耗してしまいます。
・チェーンオイルの種類
チェーンオイルは、原料や性質によって、鉱物性・植物性・生分解性の3つに分けられます。
①鉱物性
鉱物系ベースオイル(鉱物系基油、石油の潤滑油留分を精製したもの)を主原料として製造されたものを指します。現在最も普及しているのがこの鉱物性チェーンオイルです。
安価で手に入りやすく、オイルの能力を高める添加剤が使用されているため、非常に使い勝手がいいのが特徴です。一方で、鉱物油は自然界では分解されにくく、長期間に渡って残留するため、自然環境への悪影響が指摘されています。
②植物性
植物性チェーンオイルは、原料が植物由来です。
鉱物性オイルとは反対に、環境への負担が小さく、土壌汚染の軽減が期待されています。
しかし、年度が低く、やや扱いづらいため、管理が難しいといった欠点があります。また、高価で手に入りにくいため国内ではあまり浸透していません。
③生分解性
生分解性潤滑油の原料には、植物油系と非常に高価な合成油系(エステル)が使用されています。しかしコストが高いために、付加価値の高い限定的な市場用途での使用に留まっているのが現状です。
生分解性オイルは、微生物の活動により、最終的に水と二酸化炭素に分解される特徴があり、自然界に戻る性質を持っています。そのため、環境負荷を小さくすることが可能です。
チェーンオイルは、原料や性質によって、鉱物性・植物性・生分解性の3つに分けられます。
①鉱物性
鉱物系ベースオイル(鉱物系基油、石油の潤滑油留分を精製したもの)を主原料として製造されたものを指します。現在最も普及しているのがこの鉱物性チェーンオイルです。
安価で手に入りやすく、オイルの能力を高める添加剤が使用されているため、非常に使い勝手がいいのが特徴です。一方で、鉱物油は自然界では分解されにくく、長期間に渡って残留するため、自然環境への悪影響が指摘されています。
②植物性
植物性チェーンオイルは、原料が植物由来です。
鉱物性オイルとは反対に、環境への負担が小さく、土壌汚染の軽減が期待されています。
しかし、年度が低く、やや扱いづらいため、管理が難しいといった欠点があります。また、高価で手に入りにくいため国内ではあまり浸透していません。
③生分解性
生分解性潤滑油の原料には、植物油系と非常に高価な合成油系(エステル)が使用されています。しかしコストが高いために、付加価値の高い限定的な市場用途での使用に留まっているのが現状です。
生分解性オイルは、微生物の活動により、最終的に水と二酸化炭素に分解される特徴があり、自然界に戻る性質を持っています。そのため、環境負荷を小さくすることが可能です。
エンジンオイル
次に紹介しますのはエンジンオイルです。
エンジンオイルがどんなものか、もう皆さんご存知ですね。
最初のコラムで紹介した通り、エンジンオイルは非常に多くの役割を持っております。
①潤滑 ②密封 ③冷却 ④洗浄 ⑤防錆 です。
チェンソーでは、エンジンオイルとガソリン(燃料)を混ぜて、動力とします。
エンジンというからには、車にだけ使うのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
実際は、チェンソーや芝刈り機をはじめとした農業用機器でも広く使用されています。
さて、2サイクルエンジンオイルと4サイクルエンジンオイルは、どう使い分ければいいの?という質問も多くいただいていますので、お答えします。
殆どの場合、チェンソーに採用されているのは2ストロークエンジンですので、基本的には2サイクルエンジンオイルを推奨しています。しかしチェンソーの取扱説明書を見ていただくと、「メーカー指定のもの」「粘度のみ指定のもの」、などの記載があるかと思います。
使用する農業用機器の取り扱い説明書の記載をしっかりとご確認の上、オイルをご選択ください。
また、「ガソリンとの混合比率をおしえてください」とお問い合わせもよくいただきますが、
こちらも各メーカー・オイルによって異なります。取扱説明書、あるいは製品表示にしたがってご使用ください。
2サイクルエンジンオイルは、JASO規格でグレード分けされており、性能が良い順にFD>FC>FBとなっています。
こちらも取扱説明書に記載されたものをよく確認してくださいね。
こちらも取扱説明書に記載されたものをよく確認してくださいね。
まとめ
チェンソーご使用の際は、必ず安全講習を受け、取り扱いには細心の注意を払ってください。
また、使用前は、チェンソーオイルが補充されているかを必ずご確認ください。
切断作業前に、板などの対象物にチェンソーを近づけてエンジンを吹かせてみると、対象物にオイルが垂れてきます。これが全体にオイルが回っている証拠になります。
冒頭でお伝えした通り、エンジンが回りきっていない状況でチェンソーを使用すると、本体がすぐに摩耗してしまいます。
適切なオイルを選択し、使用するようにしましょう。
さて、今回はチェンソーオイルを解説しました。
少しマニアックな記事になってしまったかもしれませんが、最後までご覧いただきありがとうございました。
何か不明なことがありましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。